あらまし

ハードウェアによる素因数分解

下山 武司 伊豆 哲也 小暮 淳 

Vol.91 No.6pp.469-473

発行日:2008/06/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特 集素数

専門分野:

キーワード:
素因数分解数体篩法ハードウェア実装

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あらまし:
与えられた合成数を素因数分解するアルゴリズムとして一般数体篩法がある.この方法は,RSA暗号に用いられる合成数に対する素因数分解方法としては最も効率的であることが知られているが,近年,このアルゴリズムをハードウェアを用いて効率的に実現する手法について,盛んに研究がなされている.本稿では,独立行政法人情報通信研究機構(NICT)による委託研究「素因数分解の困難性に基づく技術評価に関する研究開発」の下,富士通が2004年から2007年にかけて実施した素因数分解専用ハードウェアに関する研究開発プロジェクトについて,その経緯と成果についてまとめ,ハードウェアを用いた解読に対するRSA暗号の現実的脅威を評価し報告する.

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