災害対応に欠かすことのできない情報の共有化について

鈴木　猛康

あらまし

鈴木　猛康

Vol.92 No.3pp.185-191

発行日:2009/03/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集　防災・減災を支える情報通信技術

専門分野:

キーワード:
情報共有, 災害対応, ICT, 情報システム,

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あらまし:
東海地震や首都直下地震の発生が切迫し，地震，豪雨等の自然災害が全国で頻繁に発生する中，中央省庁並びに地方自治体では，防災情報の共有化に向けた取組みが活発化している．しかし，最近の地震災害や豪雨水害では，情報共有の欠如による被害の拡大が露呈しており，また災害対応の最前線で情報システムが本格的に活躍している状況にはない．本稿では，我が国の地方自治体の災害対応における情報共有の現状を紹介するとともに，ICTを利活用した災害情報の共有化に向けた取組みを紹介し，その上で効果的な情報共有のために必要とされる災害情報の共有化について，課題と展望を示す．

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