あらまし

スピンを用いた物理乱数発生器「スピンダイス」

福島 章雄 関 貴之 薬師寺 啓 久保田 均 湯浅 新治 安藤 功兒 

Vol.94 No.3pp.232-238

発行日:2011/03/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:解説

専門分野:

キーワード:
物理乱数乱数発生器磁気抵抗素子MgO-MTJ素子スピントルク磁化反転

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あらまし:
近年の情報化社会の発達に伴い,高度なセキュリティ通信の必要がますます高くなっている.堅ろうな暗号化には,予測不可能な乱数が必要不可欠であるため,物理乱数生成器への期待が高まっている.従来の物理乱数発生器は,自然界に存在する揺らぎを利用したものがほとんどであり,揺らぎを取り込む際,アナログ回路が必要となるため大規模な集積化には不向きであった.我々は,磁気抵抗素子のスピントルク磁化反転における,確率的な磁化反転を利用することで,大規模集積可能な新しい物理乱数発生器を開発し,その実用化を目指している.

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