認知科学と測る化
Vol.96 No.8pp.626-631
発行日:2013/08/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 サービス産業活性化のための測る化の新展開
専門分野:
キーワード:
サービス受容者, 知覚認知行動過程, 認知的クロノエスノグラフィー, 満足感,
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あらまし:
サービスの目標は,サービス受容者に満足感を与えることである.人々は,サービスを受けるとき,サービスに関わる情報を取り込み,処理し,行動する,というサイクルを繰り返す.提供されるサービスが受容者に満足感を与え得るかどうかを評価するためには,サービス受容者の知覚・認知・行動過程を理解することが必要である.認知科学は,人間の知覚・認知・行動過程の解明を計算機シミュレーションにより行う.本稿では,認知科学的な方法によってサービス受容過程を測る方法(認知的クロノエスノグラフィー法)について解説する.