あらまし

スポーツ競技における計時技術の発展と展望

織田 一朗 

Vol.97 No.12pp.1044-1049

発行日:2014/12/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集 再びやってくるぞ,東京オリンピック・パラリンピック──半世紀にわたる電子情報通信技術の成長と将来展望──

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キーワード:
計時技術手動計時電子計時公正公平さ

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あらまし:
近年のスポーツは競技レベルが向上し,記録更新への期待が高まっているが,その陰には1964年の東京オリンピックを契機にした計時技術の革新がある.以前は「手動計時」が主流で,計測方法と精度に誤差や不公平さがあった.この東京オリンピックで実用化された「電子(電気)計時」によって,精度と判定手法が十分であることが立証され,史上初の「計時に関してクレームのないオリンピック」を実現し,世界の計時の潮流は「電子計時」になった.
 その後は,「公正,公平さ」も実現したが,今日の技術では「リアルタイム」で公式記録を計測することが日常化し,観戦者にも大きな喜びと感激を与えている.更に,レースにおけるアスリート集団の個々のタイムを計測することも可能になったことから,将来的には,新たな計測手法を活用することによって,競技ルールの変更もあり得るだろう.

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