酸化物超伝導エレクトロニクス
Vol.97 No.3pp.222-226
発行日:2014/03/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 酸化物エレクトロニクスの進展と将来展望
専門分野:
キーワード:
酸化物高温超伝導材料, 帯域フィルタ, SQUID磁気センサ, 超伝導エレクトロニクス,
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あらまし:
銅酸化物系高温超伝導材料を用いたエレクトロニクス応用の中心となっている高周波帯域フィルタとSQUID磁気センサの最近の開発動向についてまとめた.高周波フィルタでは,無線基地局用を目指した技術の発展形として,狭帯域かつ低挿入損が要求される気象レーダ用の9GHz帯の受信フィルタ及び大パワーに対応できるハイブリッド形送信フィルタが最近開発され,一部運用が始まっている.酸化物薄膜積層技術を利用した高性能の高温超伝導SQUIDが開発され,金属資源探査用実用機,バイオ・非破壊検査装置などの応用開発が精力的に行われている.