長期保存へ向けた半導体メモリの課題と展望

竹内　健

あらまし

竹内　健

Vol.98 No.12pp.1051-1056

発行日:2015/12/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集　超長期保存メモリ・システムへの挑戦

専門分野:

キーワード:
フラッシュメモリ, SSD, アーカイブ, コールドストレージ,

本文:PDF(929.7KB)>>

あらまし:
フラッシュメモリやSSDには書換え回数に制約があるため「信頼性が悪い」というイメージがある．一方，書換え回数が少ない場合にはエラーは少なく，データの長期保存が可能であることは，さほど知られていない．従来のフラッシュメモリは書換え回数が多く，データ保持する時間が短い，モバイル端末やPC，サーバなどに用いられていたため，データの長期保存化に向けた研究は未開拓である．長期保存に特化した誤り訂正技術（ECC）を進化させることで，既存の磁気テープや光ディスクに匹敵，あるいはそれを超える，100年以上の長寿命化が可能になると期待される．

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