力触覚通信――超成熟社会発展を後押しする新しい通信――

大西　公平; 山口　正泰; 溝口　貴弘

あらまし

大西　公平山口　正泰溝口　貴弘

Vol.98 No.5pp.361-368

発行日:2015/05/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:特集　第5世代移動通信（5G）の最新動向

専門分野:

キーワード:
力触覚通信, ハプティクス, バイラテラル制御, 遅延補償, モーションコントロール,

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あらまし:
人間の五感を通信する技術は，19世紀の音声通信，20世紀の画像通信に始まり21世紀に力触覚通信が可能になるまでに至ってきている．力触覚通信は，これまでの単方向性通信と異なり，システム全体がフィードバック構造を成す双方向性通信となり，実時間性，安定性，再現性などに厳しい制約が存在する．これらの制約を力触覚通信プロトコルとして通信方式に組み入れていくことで，人間の主要な感覚を通信する基本技術が確立され，超成熟社会における人間支援や新しい生産方式の確立などに貢献するものと期待される．

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