あらまし

電磁界解析技術――次世代の電磁界解析技術の展望――

有馬 卓司 

Vol.99 No.8pp.832-837

発行日:2016/08/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集 アンテナ・伝搬の研究開発のこれまでの50年とこれからの50年

専門分野:

キーワード:
電磁界解析技術

本文:PDF(705.1KB)>>

記事を購入

あらまし:
本小特集ではアンテナ・伝搬の研究開発に関して“これまでの50年とこれからの50年”を述べている.本稿においては,アンテナ・伝搬の研究開発になくてはならない電磁界解析技術について,これからの50年を展望する.電磁界解析技術は様々な分野で用いられているが,本稿では,アンテナ・伝搬のための電磁界解析技術に絞って述べる.電磁界解析においては,約150年前に成立したマクスウェルの方程式が基礎方程式でありこの方程式に支配されてると言っても過言ではないだろう.この方程式が発表されてから150年余りたつが,この間多くの研究者による絶え間ない努力により現在の電磁界解析技術が成立している.電磁界解析技術は,上述した現象を表す方程式から始まり,コンピュータなどで解析できるようにアルゴリズムを作成する定式化技術,解析対象をアルゴリズムに組み込むモデル化技術,計算機などによる実際の計算技術などで構成される.本稿では先人の努力に敬意を払いつつ,電磁界解析技術の“これからの50年”における発展・推移を展望する.

ログイン

 > 

パスワードを忘れた場合は

メニュー

Online ISSN:2188-2355

…ジュニア会員・学生員に
 お勧めの記事