【 −システムLSIの可能性と課題− 】

黒 田 忠 広



■4. システムLSIの将来展望

 変化の速い現代に15年先を予測しても鬼が笑う.英語にも,“everything is clearer in 20/20 hindsight" という表現がある(20/20は左右視力が1.5のこと.hindsightはあと知恵のこと.つまり「先のことは分からない」の意味).本稿では,将来の予測をしたが,それ自体が目的ではない.社会が共感できるビジョンを描ければ,必要なリソースが投入できて困難な問題も解決される可能性が高まる.そのことを期待したい.




■文     献

(1) “特集:システムLSI−マルチメディア社会を支えるIC技術―,”信学誌,
vol.81, no.11, pp.1081-1182, Nov. 1998.















黒田 忠広(正員)(くろだ ただひろ)
昭57東大・工・電気卒.工博.同年(株)東芝入社.
昭63カリフォルニア大学バークレイ校客員研究員.平12より現職.
システムLSI設計の研究に従事.
CICC, ISLPED, VLSI回路シンポジウム,
DAC, ASPDAC, SSDMのプログラム委員.






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