■5. メディア教育開発センターの役割 一般的な通学制の大学でネットワークを利用した学習と試験で単位を与える制度が定着するためには,
メディア教育開発センターでは,実用化に向けた検討を行うワーキンググループを発足させ,上記の問題を解決することによって,大学やコンテンツメーカーにとって不可欠な組織としての役割を果たすことを考えている.筆者らは大学等との共同研究によって実用化に向けた研究を進めており,ここでその一部を紹介する. (1) 新しい教材配信方式の提案 そこで,学内に学習者管理サーバを設置し,学外の教材サーバのプールから教材コンテンツを配信する新しい方式を提案し,平成14年度にメディア教育開発センターが作成する教材からこの方式を利用することにしている.この方式は,すべての学生の学習記録や成績は学内に保存されるが,学外の多くの教材をインターネット上で利用できるという利点を持つ(図1).
従 来 の 教 材 配 信 方 式
新 し い 教 材 配 信 方 式 図1 新しい配信方式と従来の方式の比較 |
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