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A:関係者の意見は次のとおり(2). 「ラットの寿命は2〜3年と考えて,ラットでの2年間の実験は,いわば人の10年くらいは十分に観察していることになる.放射線発がんの実験でも,潜伏期を考慮してマウスの寿命の期間を観察して人に外挿したりする.これが100%正しいか,といわれると返答に困るが,現時点では,動物実験ができる長期観察しか方法がない,または最良の方法だと考えるべきである.動物実験だけでなく,人の疫学や細胞実験も含めた総合的な判断を行っているわけであるので,一つの結果であれこれいうことも適当ではないだろう」. |
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刺激作用による主な影響は中枢神経系の興奮性の変化であり,およそ1Hz〜10MHzで現われる.防護のための基本制限量は電流密度.外部磁界による人への誘導電流密度が4Hz〜1kHzでは1μA/cm2を,また1kHz以上においては
f
/1,000(μA/cm2)を超えないようにする( f
は周波数で単位はHz).周波数が低くなると人体での誘導電流密度が減ることによって,また周波数が高くなると人体組織の電流応答性が減ることによって,刺激作用の影響は減少する. |
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表3 ELF電流密度(3〜300Hz)と生物的影響(3)
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