皮膚変形計測制御技術の提案と電動義手への応用
Vol.102 No.12pp.1122-1128
発行日:2019/12/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:解説
専門分野:
キーワード:
皮膚変形, 計測制御, キャリブレーション, 電動義手,
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あらまし:
筋電義手は,我が国では社会復帰促進等事業の下で毎年支給されている.しかし,その支給率は公的支給制度が整っている欧米に比べて際立って低い.近年,国内外で大学や企業による電動義手の研究開発が活発に行われている.しかし,汎用される国産の電動義手がないと言える現状である.従来の筋電義手が適用とならなかった短断端患者や麻痺患者をも対象とする,従来の計測制御技術とは異なった電動義手の開発が望まれる.本稿では,新たな計測制御技術として筆者らがこれまでに開発してきた皮膚変形計測制御技術とそれを応用した電動義手による臨床実験について紹介する.