あらまし

ゲート方式超伝導量子コンピュータの要素技術

白井 菖太郎 吉岡 輝昭 蔡 兆申 

Vol.103 No.3pp.282-289

発行日:2020/03/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集 量子技術に着想を得た次世代コンピューティング

専門分野:

キーワード:
超伝導量子ビット誤り訂正初期化

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 | 正誤[更新日2020年4月24日]

あらまし:
ジョセフソン接合を用いた超伝導量子回路において世界で初めて巨視的な素子におけるコヒーレント状態操作とその観測が実現し20年が過ぎた(1).この20年間,様々な技術的理論的進展があり,超伝導量子ビットのゲート操作精度や読出し精度,集積度はここまで順調に向上している.計算の途中で生じ得る誤りに対して耐性のあるコンピュータを実現するためにはそれらの各種精度を理論から要求される値以上(2)に保つだけではなく,量子ビットの必要数を減らすためには更なる精度向上は必要不可欠である.本稿では,量子コンピュータを実現するための物理系の候補として有力視されている超伝導体を用いた量子ビットについて,エンジニアリングの視点からゲート操作,読出し,初期化の高精度化に必要な技術を解説する.

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