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「個と群」──アート・サイエンス協働教育──
Vol.103 No.6pp.586-590
発行日:2020/06/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 オリンピック,パラリンピック,そして
専門分野:
キーワード:
非周期タイル, アート・サイエンス協働, 幾何学,
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あらまし:
東京大学教養学部では,2019年2月に美術家の野老朝雄と東京大学の舘知宏によるアート・サイエンス協働の集中講義「個と群─紋様デザイン」を開講した.野老は東京2020オリンピック・パラリンピックエンブレムの「組市松紋」をはじめとして,幾何学的操作や原理に基づき多様な表現・デザインを生み出してきた.文理を含む全科類の学部1,2年生が受講し,実作とその講評を通して幾何学的原理から各自の芸術表現へと展開することが課せられた.形を介してつながる諸科学現象や幾何学原理についても同時に学び,制作へと反映させた.教育の取組みと協働により生まれた研究成果などを紹介する.