動的周波数共用の海外動向(世界)
Vol.104 No.12pp.1223-1227
発行日:2021/12/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 本格的な周波数共用時代の幕開け──6Gの爆発的な無線利用増大を見据えて──
専門分野:
キーワード:
CBRS, DSA, LSA, SAS, SSS,
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あらまし:
動的周波数共用システムの実用化が最も進んでいるのは米国である.米国は,民間の電波利用ニーズに応えるため,連邦政府用周波数の有効利用を図ることに着目し,官民周波数共用枠組みを創設したことが契機となっている.欧州においても,国際的にはIMT(International Mobile Telecommunications)バンドに配分されているものの,国によっては政府機関へ割り当てられているため,民間でも使用可能となるよう,周波数共用システムの導入が検討されてきた経緯があった.5G時代になると,自営網への5G実装ニーズの高まりにより,動的周波数共用はプライベート5Gへの対応策として注目され,6G時代には,動的周波数共用システムは完全に自動化されることが見込まれる.