コネクティッドカーの本格普及に必要なICT基盤の検証
Vol.107 No.11pp.1014-1020
発行日:2024/11/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:特集 モビリティの最新技術と今後の展望
専門分野:
キーワード:
コネクティッドカー, エッジコンピューティング, 自己位置推定, リアルタイム処理,
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あらまし:
トヨタ自動車とNTTグループは,将来のコネクティッドカー社会を見越した大規模データ分散処理基盤の技術開発を2017年頃から進めてきた.コネクティッドカーの普及が急速に進む中,車両から得られる,制御データ(CANデータ),動画像データ,センサデータなどの大規模データを有効活用することで,より安心安全で効率的な移動を実現し,脱炭素社会の実現に貢献することができる.ただし,コネクティッドカーの大量データを処理する技術には多くの課題が存在する.本稿では,大量データを処理するために必要なICTの基盤技術について,データ量,リアルタイム性,精度の視点から技術開発と検証を行い,課題を明確にする.