あらまし

近年の自動運転用ライダセンサの発展とそのセキュリティについて

吉岡 健太郎 

Vol.107 No.11pp.1042-1050

発行日:2024/11/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:特集 モビリティの最新技術と今後の展望

専門分野:

キーワード:
自動運転3Dセンサライダセキュリティセンサ幻惑攻撃

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あらまし:
本稿では自動運転における重要なセンサの一つであるライダに焦点を当て,その技術的進歩と「なりすまし」攻撃によるライダのぜい弱性の可能性の二つの重要な側面について取り上げる.また自動運転用ライダにおける主流の方式であるdirect Time of Flight(dToF)方式ライダの技術の進歩をレビューする.まず,自動運転車における車載ライダの重要性と,その要求される性能について探る.また,ハードウェアシステムの観点から,近年の「次世代」ライダの開発動向について議論する.そしてライダは自動運転にとって重要なセンサである一方で,ハッキングのターゲットにもなりやすい.ライダへの攻撃手法としては,センサへのレーザ照射により誤検知を誘発する攻撃手法が提案されており,ライダのセキュリティは重要な課題となっている.本稿ではライダセキュリティの最新の動向とその防御策について取り上げる.

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