24GHz帯を使用したWPT実現に向けた取組み
Vol.107 No.12pp.1146-1151
発行日:2024/12/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 実用化が迫る空間伝送方式ワイヤレス電力伝送システムの進展と展望
専門分野:
キーワード:
ワイヤレス電力伝送, Beam WPT, 準ミリ波帯, 空間伝送方式WPT, 標準化, 制度化,
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あらまし:
空間伝送方式ワイヤレス電力伝送(WPT)システムでは,より大きい電力を伝送させ,他の無線システムへの干渉を低減し共存できる方式が望まれている.24GHz帯の準ミリ波帯を使用したWPTシステムでは,アンテナを小形化できることで,多素子化による大電力化が可能である.一方,伝搬損は大きいことから給電エリア外の無線システムへの干渉電力を低減できる周波数帯と期待される.そのため,大きな電力を比較的近距離への送電に適したものとされ,数ワットクラスの給電も実現することが可能なことから注目されている.この24GHz帯を使用したWPTシステムについては,制度化・実用化に向けて現在進めているところであり,本稿では24GHz帯を使用したWPTシステムの現状や取組みについて紹介する.