次世代通信技術とグラフ・ネットワーク理論
Vol.108 No.3pp.208-213
発行日:2025/03/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 ネットワークの数理モデル
専門分野:
キーワード:
次世代通信, グラフ理論, グラフの点彩色, 色数の最小値と最大値,
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あらまし:
グラフ・ネットワークは,点と辺から成る構造であるが,そのデザイン性から様々な場面で使われている.例えば,電子情報通信学会のホームページの背景にグラフが現れたりする.このように,様々な場面にグラフ・ネットワークが見られる.グラフ理論は,インターネットが世に出る前から,主に離散数学の分野で研究され,工学系でも電気回路をモデル化できることから,回路関係の研究者にも研究されていた.このように多くの分野で研究されてきているグラフ・ネットワーク理論を,本稿では通信に限定し,主に無線通信におけるチャネル割当への応用のこれまでとこれからについて言及する.