自律型バイオチップ
三枝 理伸 北川 俊明 清水 裕一郎 浅野 直美 赤木 与志郎
Vol.92 No.10pp.871-875
発行日:2009/10/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:解説
専門分野:
キーワード:
バイオチップ, たん白質, 酵素免疫測定法, マイクロバルブ, エレクトロウェッチング,
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あらまし:
バイオチップの概要について述べ,マイクロチップ化の利点,自律型バイオチップ化の必要性及び,それらに必要なマイクロポンプ・バルブ技術について紹介する.また,応用例として,エレクトロウェッチング現象を利用したマイクロバルブを備えた自律型バイオチップの技術を紹介する.自律型バイオチップは,チップ外部からの各種試薬の送液が不要であり,外部からの電気的指令のみで動作する単純な構造であるため製造が容易であり,システムの小形化,低コスト化に適しており,医療分野のみならず,食品,環境分野等への応用が期待される.