自治体・地域と連携した大規模災害時における超高層建築の減災対策
Vol.92 No.3pp.192-197
発行日:2009/03/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 防災・減災を支える情報通信技術
専門分野:
キーワード:
超高層建築, 減災対策, 自治体・地域連携, 非常時通信, 発災対応型訓練,
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あらまし:
震災等の大規模災害が発生した場合,大人数の滞在者を抱える超高層建築では,地震によるエレベータ停止や通信手段の途絶などの厳しい状況の中で,同時多発する被害状況の速やかな把握と,適切な減災対応が求められている.そのためには自治体や周辺地域と連携して,ビル内及び周辺地域を結ぶ緊急時の情報通信網の事前準備も重要になる.本稿では震災を対象とした大規模災害時における超高層建物の現状と問題点を紹介し,次に新宿駅西口に位置する25階の超高層建築である工学院大学新宿校舎を中心として,様々な減災のための新しい試みを紹介する.