あらまし

離散対数問題に対する解読世界記録の推移

林 卓也 高木 剛 

Vol.94 No.11pp.977-981

発行日:2011/11/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:特集 暗号世代交代と社会的インパクト

専門分野:

キーワード:
離散対数問題公開鍵暗号暗号解読

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あらまし:
離散対数問題の困難性は,1976 年に提案されたディフィ・ヘルマン鍵交換方式を皮切りに,米国標準電子署名方式であるDSA など様々な公開鍵暗号方式の安全性の根拠として利用されている.このため,それらの安全性解析を目的として,離散対数問題の解読アルゴリズムの開発や大規模な計算機実験が行われてきた.本稿では,離散対数問題と公開鍵暗号の関連について概説し,公開鍵暗号で利用されている「有限体上の離散対数問題」と「だ円曲線上の離散対数問題」の二つの解読記録の推移について解説する.

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