あらまし

実用化されているあるいは実用化が期待されている超伝導マイクロ波デバイス

大嶋 重利 

Vol.99 No.3pp.211-217

発行日:2016/03/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集 実用化される超伝導技術

専門分野:

キーワード:
超伝導マイクロ波デバイス超伝導帯域フィルタMKIDs表面抵抗

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あらまし:
高温超伝導体が発見された直後,多くの超伝導マイクロ波デバイスが提案され,実用化を目指した開発研究が国内外の企業,大学等で精力的に進められた.例えば帯域フィルタ,バンドリジェクションフィルタ,アンテナ,共振器,検波器,遅延線路,分波器などである.しかし,25年以上が過ぎた現在,実用化されたマイクロ波デバイス,あるいは今後実用化が本当に期待されているデバイスは,残念ながらそれほど多くはない.いかに,民生的な実用化が難しいことが分かる.ここでは,実用化されている(実用化が近い)超伝導マイクロ波デバイスとして,携帯基地局用受信帯域フィルタ,電波天文の市中雑音除去用帯域フィルタ,気象レーダ用帯域フィルタ,MKIDsとNMR超伝導検出コイルを取り上げ,どのような利点があり,なぜ実用化できたのか,あるいは実用化が期待されているのかを述べる.

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