あらまし

超伝導体を用いた極低温コンピューティングの新しい流れ

藤巻 朗 

Vol.99 No.3pp.235-242

発行日:2016/03/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集 実用化される超伝導技術

専門分野:

キーワード:
単一磁束量子回路エネルギー効率超伝導ジョセフソン接合超伝導位相エンジニアリング

本文:PDF(1MB)>>

記事を購入

あらまし:
高速単一磁束量子(RSFQ)回路は,Nbをベースとしたジョセフソン接合によって集積回路が作られ,超伝導検出器の読出し回路やソフトウェア無線受信機などは,実用化直前の段階にまで達した.一方,RSFQ回路をベースに,ほかの技術では到達し得ない高いエネルギー効率の単一磁束量子回路が提案された.これらは,スーパコンピュータやデータセンターへの適用が期待されている.更に,磁性体により超伝導波動関数の位相を操作する位相エンジニアリング技術が提唱された.信号処理回路やメモリの集積度向上,あるいは機能の切換などの高機能性が実現される.ここでは,進展著しい極低温コンピューティング技術を概説する.

ログイン

 > 

パスワードを忘れた場合は

メニュー

Online ISSN:2188-2355

…ジュニア会員・学生員に
 お勧めの記事