あらまし

超伝導ナノワイヤ単一光子検出器を用いた高精度な蛍光相関分光システム

山下 太郎 

Vol.99 No.3pp.243-247

発行日:2016/03/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集 実用化される超伝導技術

専門分野:

キーワード:
単一光子検出器超伝導ナノワイヤ可視波長帯蛍光相関分光

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あらまし:
近年,数多くの優れた特長を持つ超伝導ナノワイヤ単一光子検出器(SSPD)が,通信波長帯の単一光子を利用する量子情報や量子光学をはじめとする幅広い分野で応用されている.今回我々は,新たに可視波長帯に最適化したSSPDの研究開発を行い,ライフサイエンス分野の重要な実験手法である蛍光相関分光法(FCS)へのSSPD応用を世界に先駆けて行った.開発した高性能なSSPDをFCSシステムへと実装し,蛍光染料であるローダミンのFCS測定を行った結果,従来用いられていたアバランシフォトダイオードと比較してSSPDの明確な優位性が実証された.

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