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総 論
−システムLSIの可能性と課題− 黒 田 忠 広 |
電子情報通信学会誌 Vol.84 No.8 pp.552-558 2001年8月 |
黒田忠広 正員 慶應義塾大学理工学部
E-mail kuroda@elec.keio.ac.jp An Introduction of System LSI's:Possibility and Issues. By Tadahiro KURODA, Member(Fuculty of Science and Technology, Keio University, Yokohama-shi, 223-8522 Japan). |
★ABSTRACT |
集積回路は,ムーアの法則に従って発展してきたが,デバイスの微細化が限界に近づき,大きな曲がり角に差し掛かっている.しかし,システムLSIは,21世紀の高度情報化社会を開く重要な基盤技術であり,社会の期待が高い.システムLSIの進展は,コンピュータの更なるダウンサイジングと通信との融合を可能にし,我々の生活の質を向上させるアプリケーションを生み出すだろう.そのためには,直面する課題である電力と配線と複雑さの壁を乗り越える技術開発が重要になる. |
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■1. ムーアの法則の可能性と限界 表 1 LSI技術の進展とアプリケーションの推移
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