電子情報通信学会誌
Vol.85 No.12pp.875-895 2002年1月 |
秋山 稔 名誉員 芝浦工業大学システム工学部 |
Towards the Accreditation and Examination by the JABEE. By Minoru AKIYAMA, Honorary Member (Faculty of Systems Engineering, Shibaura Institute of Technology, Saitama-shi, 330-8570 Japan),Shoji SHINODA, Fellow (Department of Electrical, Electronic and Communication Engineering, Chuo University, Tokyo, 112-8551 Japan),and Mitsunori MAKINO, Member (Department of Information and System Engineering, Chuo University, Tokyo, 112-8551 Japan). |
JABEEへの電子情報通信学会の対応 認定企画実施委員会委員長 秋山 稔 |
電子情報通信学会(以下,本学会という)では,国際的に通用するエンジニアについて検討する委員会を以前から設けていたが,日本技術者教育認定機構(Japan
Accreditation Board for Engineering Education,略してJABEEと書き,ジャビーと呼ぶ)の発足に合わせて約3年前に「JABEE対応委員会」に拡充した.JABEE対応委員会では,「電気・電子・情報通信及びその関連分野」と「情報及び情報関連分野」の分野別要件(当初は分野別基準)や内容例示の作成,2000年からの2年間の試行を通じたノウハウの集積,JABEEの審査と認定の手順と方法など,積極的に対応した.この中で,担当分野のプログラムを有すると思われる大学・高専に対して2001年夏にアンケートを実施し,相当数のプログラムが近い将来申請を検討していることを把握した.これに伴い,他学協会に先駆けて審査員研修会を開催したことは特筆すべきであろう.また,2000年総合大会,2001年総合大会時には受審側の立場に立った報告・講演を行い,JABEEの認定申請のポイントを会員に伝えるべく努力してきた(最近では総合大会,ソサイエティ大会の本部近くで,JABEEを含めて本学会の活動状況の掲示を行っている.御覧になった会員はどの程度いらっしゃるのだろうか).このポイントの中には,品質保証の国際認証であるISO9001とJABEEの認定審査の考え方に通じる点(Plan-Do-Check-Actのサイクルなど,Actの部分をActionということもある)もある. |
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