【物流×ICT】食品の安全を支える温度検知インク
Vol.103 No.9pp.890-894
発行日:2020/09/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 食とICT
専門分野:
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あらまし:
筆者らの開発した温度検知インクは,設定温度以上で変色し温度を下げても元に戻らないという性質を持つ.このインクとQRコードを組み合わせた温度検知ラベルを保冷が必要な食品の生産時に添付し,物流拠点や販売店で専用のスマホアプリを用いて読み取ることで,食品の個体情報とその時点までの温度逸脱の有無を安価に確認できるシステムを構築中である.温度逸脱の程度に基づいて,食品の鮮度評価を表示することも可能である.