あらまし

経爪型集積化光電容積脈波計測システムの開発と応用

銭 正阳 杜 邦 梁 耀淦 中村 皓平 叶 津銘 木野 久志 福島 誉史 清山 浩司 田中 徹 

Vol.105 No.3pp.208-215

発行日:2022/03/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集 バイオセンシングデバイスの技術動向

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キーワード:
光電容積脈波経爪型無装着感多目的コントローラカフレス血圧計測

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あらまし:
世界の先進国では高齢者のADL/QoL(Activities of Daily Living/Quality of Life)低下を抑制することが喫緊の課題となっている.課題解決のためには健康状態を継続的に把握することが有効であり,日常で簡単に使えるヘルスケアデバイスが求められている.光電容積脈波(PPG)は血流と血管情報を含むため,健康維持や疾病の早期発見に有効な生体信号である.本稿は,爪の上に装着してPPGを継続的に計測できる経爪型集積化光電容積脈波計測システムとその応用について述べている.フォトダイオード(PD),LED駆動回路,PPG計測回路を含むICを設計・試作して経爪のPPG計測に成功した.更に,このシステムを,PPGの非脈動成分を利用した多目的コントローラ,及びPPGと心電図(Electrocardiogram,ECG)を組み合わせたカフレス血圧計測に応用できることを明らかにした.

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