あらまし

耐量子計算機暗号への移行へ向けた課題と社会実装への論点整理

伊藤 忠彦 

Vol.106 No.11pp.1026-1030

発行日:2023/11/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:特集 耐量子計算機暗号の最新動向

専門分野:

キーワード:
耐量子計算機暗号暗号アルゴリズム移行データガバナンス

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あらまし:
現代社会においては,多様な情報が様々な暗号技術により保護されている.それらの暗号技術の中には,将来の量子コンピュータによって解読が可能とされる暗号,すなわち量子耐性を持たない暗号も存在する.そのような暗号技術は,暗号解読可能な量子コンピュータの登場前に,量子耐性を持つ暗号技術へ移行することが望まれる.一方で,一般に暗号アルゴリズムの移行には,時間や費用面で高いコストが要求される.特に量子耐性を持つ暗号への移行は,かつてない規模となることが想定され,入念な準備を整えた上で計画的に行うことが望まれる.本稿では,それらの暗号技術への移行を効果的に行う上での課題,及び移行を助ける仕組みについて考察する.

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