放送博物館に見る放送と伝送技術の足跡
Vol.95 No.6pp.517-522
発行日:2012/06/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:解説
専門分野:
キーワード:
放送博物館, ラジオ放送, テレビジョン放送, 衛星放送, ディジタル放送,
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あらまし:
世界最初の放送専門の博物館として“放送のふるさと”愛宕山に1956 年に開館したNHK 放送博物館は,日本の放送に関する歴史的機器や資料を多数,収集・保存・展示している.1953 年にアナログテレビジョン放送が開始されてから約60 年を経てテレビジョン放送がディジタルに完全移行した今,本博物館に残された先人たちの放送と伝送技術における足跡をたどることは,未来の放送を展望するための一助となるものと考える.本博物館の所蔵機器を紹介しながら,ラジオ放送,テレビジョン放送,衛星放送,ハイビジョン放送,そしてディジタルテレビジョン放送へと発展してきた日本における放送と伝送技術の歴史を振り返るとともに,これからの放送技術の行方を展望する.