あらまし

断熱原理による超低消費電力論理回路

関根 敏和 高橋 康宏 

Vol.100 No.7pp.642-647

発行日:2017/07/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:解説

専門分野:

キーワード:
断熱原理断熱的論理低消費電力集積回路

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あらまし:
超低消費電力技術の一つである断熱原理を用いた論理回路(以下,断熱論理回路)の概要と集積回路への応用例,及び,今後の課題について解説する.断熱論理回路とは,電源電圧を従来の直流からクロック周波数に同期して緩やかに変化する周期波に変更することにより,トランジスタのスイッチング損を抑制し,かつ電源からの供給エネルギーをリサイクルし,超低消費電力を達成する回路のことである.副産物としてスイッチオフ時の漏れ電流も少なくなる.本稿では,最初に断熱論理回路が低消費電力となる原理を述べ,次に,断熱的論理回路の応用例と課題を解説する.

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