水中可視光通信
Vol.101 No.1pp.52-58
発行日:2018/01/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 可視光通信の最新動向
専門分野:
キーワード:
可視光半導体レーザ, 光電子増倍管, 水中, 移動体通信, ドローン,
本文:PDF(1.5MB)>>
あらまし:
これまでの水中無線通信は低速な音響通信に頼ってきた.しかしコンピュータで扱うデータの増大に伴い,より高速な無線通信手段として,可視光を用いた水中可視光無線通信が注目されている.我々は水中移動体との高速無線通信を実現するために,青,緑,赤色の可視光レーザダイオードを送信素子に,光電子増倍管を受光素子に用いた光無線通信装置の開発を進めている.可視光は水中でも空中でも伝搬するため,水面をまたいだ通信も可能である.特に太陽光の届かない深海は光通信に適した環境であることから,水中ドローンへの利用拡大が期待できる.