高臨場感映像の心理・脳活動・行動計測に基づく定量的解析・評価
Vol.101 No.8pp.825-831
発行日:2018/08/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 高臨場感映像・音響が創り出す新たなユーザ体験の評価技術
専門分野:
キーワード:
視覚疲労, 質感, fMRI脳活動計測, 自己運動感覚, 遠隔作業,
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あらまし:
高精細・立体・広視野等の高臨場感映像が人に対してどのような効果をどの程度与えるのかを明らかにするためには,多角的かつ定量的な評価手法の開発が不可欠と考える.本稿では,臨場感を既定する構成要素と技術開発アプローチについて述べた後,3D映像が引き起こす負の効果(視覚疲労)・正の効果(質感向上)に関する心理評価,VR等の動的な広視野映像が生起させる自己運動感覚に関する脳活動評価,実環境における高精細立体映像を用いた遠隔作業の行動評価を事例として,臨場感の解析・評価手法の先端動向について概説する.