バーチャルリアリティ映像から受ける生体影響の評価
Vol.101 No.8pp.832-837
発行日:2018/08/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 高臨場感映像・音響が創り出す新たなユーザ体験の評価技術
専門分野:
キーワード:
映像酔い, VR酔い, 生体影響, 人間工学的指針, 国際標準化,
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あらまし:
映像技術の進歩とともに,超高解像(UHD)映像や3D映像が身近になり,またバーチャルリアリティ(VR)型のヘッドマウントディスプレイ(HMD)の一般市場への流通が開始され,映像の医療,福祉,教育など多様な分野での利用が期待されている.ただしそのためには,映像酔いやVR酔いなどの映像の生体安全性に対する配慮が不可欠である.本稿では,映像酔いやVR酔いの原因仮説や生体影響計測法,生体影響要因などについて概説するとともに,現在進められつつある映像酔いやVR酔いを軽減するための人間工学的指針の国際標準化について紹介する.