あらまし

視覚誘導性自己運動錯覚――脳内身体性システムに影響するVRリハビリテーションシステム――

金子 文成 

Vol.102 No.8pp.794-797

発行日:2019/08/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集 生体機能の“安全”な計測・評価を目指して

専門分野:

キーワード:
運動錯覚仮想現実身体性システムニューロリハビリテーション脳卒中運動

本文:PDF(980.3KB)>>

記事を購入

あらまし:
本稿では,最近,橋渡し研究に取り組んでいる視覚誘導性の自己運動錯覚システムKiNvisの臨床的活用について紹介する.KiNvisは,閉鎖空間で液晶ディスプレイを見るBoxタイプとヘッドマウントディスプレイタイプの2種類がある.動画像に同期して神経筋電気刺激などの体性感覚刺激を併用することで脳可塑性を誘導するなどの効果を高める.映像内の身体像に身体所有感を生じ,映像内身体が動くことで運動を知覚するような錯覚を生じることから,脳内身体性システムの変容に寄与するアプローチであると推察する.慢性期脳卒中患者に10日間治療期間を設ける臨床試験の結果では,運動機能の改善とともに,安静時脳機能結合にも変化が見られた.

ログイン

 > 

パスワードを忘れた場合は

メニュー

Online ISSN:2188-2355