あらまし

【分光系】光コムの天文学への応用

稲場 肇 洪 鋒雷 泉浦 秀行 

Vol.103 No.11pp.1143-1148

発行日:2020/11/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:特集 光周波数コムの最新状況と応用展開

専門分野:

キーワード:
光コム天文コムレーザコム視線速度測定ドップラー法

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あらまし:
太陽系外の惑星「系外惑星」の探索や,宇宙の加速膨張の直接検証の方法として,天体の視線速度の精密測定が有力である.視線速度は,ドップラー効果による天体光の波長変化を検出する「ドップラー法」により測定される.地球に似た系外惑星の検出には,1cm/s~10cm/sの測定精度が必要となる.精度の鍵の一つである天体分光システムの「波長標準」として,広いスペクトルと10GHz超のモードの周波数間隔を持つ「天文コム」を使うことが提案され,開発競争が繰り広げられている.本稿では,その概要について筆者らの取組みも交えて述べる.

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