宇宙通信新時代を支える──1 bit/sから100 Gbit/sの衛星通信を支える技術──
Vol.103 No.8pp.815-821
発行日:2020/08/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 宇宙通信新時代の幕開け
専門分野:
キーワード:
TT & C通信, 深宇宙通信, 光通信, ディジタル化, 非線形ひずみ補償, 電波監視, 抗たん性,
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あらまし:
衛星搭載通信系においては大きく,「コマンド受信・テレメトリー送信の役割を担うトランスポンダを中心としたTT & C系」と,「観測データを地上に伝送する変調器を中心としたミッションデータ伝送系及び,放送電波や各種通信信号を中継処理する通信衛星中継ペイロード系」に分けられる.TT & C系においては小形高性能であることとともに,高い信頼性も求められる.ミッションデータ伝送系や中継ペイロード系においては,高速化及び通信要求への柔軟な対応を目指し,ディジタル技術の導入によるスマート化が求められている.また昨今,電波監視のニーズの高まりを受けた対応も求められる状況にある.これらを支える技術について紹介を行う.