あらまし

重力加速度計測による地殻変動・火山活動観測技術

新谷 昌人 

Vol.103 No.9pp.938-944

発行日:2020/09/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集 防災・減災に向けた災害監視・予測技術

専門分野:

キーワード:
重力加速度重力計火山観測レーザ干渉計通信波長帯

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あらまし:
地震や火山噴火現象を科学的に理解しそれを防災に役立てるためには,地殻変動や火山活動の観測が不可欠である.近年の技術の進歩により,地面の動き・傾き・地震動とともに,火山ガスや空振・監視カメラ映像など多様な観測量のデータが得られるようになってきた.重力加速度もその一つで,地面の上下変動や地下の密度変動に感度を持つ.特に後者は火山観測においてマグマの状態を理解するのに有効であるが,高精度の重力計を火山の厳しい環境に設置するための技術的な課題も多い.本稿では,特に火山観測における重力加速度計測の方法とそれによって得られた知見,今後の観測に向けた取組みなどを紹介する.

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