日本における周波数共用の社会実装状況
Vol.104 No.12pp.1239-1244
発行日:2021/12/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 本格的な周波数共用時代の幕開け──6Gの爆発的な無線利用増大を見据えて──
専門分野:
キーワード:
テレビホワイトスペース, ダイナミック周波数共用,
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あらまし:
拡大するトラヒックの収容に必要な周波数資源の枯渇が深刻な問題となる中,その解決策として異なる目的のシステムによる周波数共用の導入が世界的に議論されている.日本では,2014年に地上デジタルテレビジョンの放送周波数帯域における,運用調整の自動化により周波数共用がスタートしている.そして,2021年度には2.3GHz帯において第5世代移動無線通信との周波数共用の社会導入が計画されている.本稿では,テレビホワイトスペース等運用調整システム,及び2.3GHz帯ダイナミック周波数共用管理システムについて解説する.