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施設植物生産現場におけるセンシング・環境制御・AI応用の歴史・現状・課題
Vol.104 No.6pp.526-531
発行日:2021/06/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 ICTによる農林畜産業への取組──回路とシステムの観点から──
専門分野:
キーワード:
ICT, 普及, 栽培工学, 施設園芸, スマート農業,
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あらまし:
日本では1980年代から,植物工場,植物生体情報センシング,高度環境計測制御システム,パソコン通信ネットワーク,農業AI応用などの電子情報通信技術の応用研究が活発化した.昨今の半導体素子のコストパフォーマンスの劇的向上は,中小規模の施設園芸生産者にまで,電子化による労務・収益性の改善の恩恵をもたらしたのか.また,残された課題はどのようなものか.そして,それを解決するためにどのような方法が期待できるのか.施設植物生産システムの研究開発に取り組んだ経験を踏まえ,その歴史・現状・課題について総説する.