移動体通信の未来,地上二次元セル構成から三次元空間セル構成へ
藤井 輝也 表 英毅 池田 賢 金田 拓也 橘田 真 辻野 孝弘 柳川 竜輝
Vol.104 No.7pp.712-721
発行日:2021/07/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:解説
専門分野:
キーワード:
移動通信, 二次元セル構成, 三次元空間セル構成, HAPS, ドローン,
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あらまし:
昨今,都市部を中心にビルの中高層階における携帯通信が増大している.また,上空を自在に移動するドローンや空飛ぶ自動車などが話題となっており,それらとの通信を確保する手段として,移動体通信の活用が期待されている.その実現手段として,現行の二次元地上セル構成から中高層階や上空の携帯端末との通信を同時に可能とする様々な三次元空間セル構成が検討されている.周波数利用率の観点からはそれらが同一周波数で共用できることが望ましい.本稿では様々な三次元空間セル構成を連携させて,同一周波数で実現する三次元空間セル構成の概要を述べる.