あらまし

新型コロナウイルス禍が可視化したオンライン講義の限界と可能性

鈴木 栄幸 

Vol.104 No.8pp.850-854

発行日:2021/08/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:小特集 コンピュータを用いた学習支援技術――大学教育現場へのICT技術の活用――

専門分野:

キーワード:
高等教育ICT利用オンライン講義(同時双方向型)相互行為社会的学習観

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あらまし:
コロナ禍により否応なくオンライン講義が大学に導入されて約1年が経過した.この特殊な状況により,教員も学生も今まで自明視していた大学教育を失った.それを再編成しようとする努力の中で,これまで意識してこなかった大学教育,そして大学教育におけるICT利用に関わる問題が可視化された.本稿では,この1年の私自身の経験を一人の教育実践者として振り返ることにより,大学におけるオンライン講義の可能性と限界,そこから明らかになった研究課題について述べる.

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