放送と通信を融合する多重化方式とゲートウェイの研究開発
Vol.107 No.2pp.161-166
発行日:2024/02/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:解説
専門分野:
キーワード:
地上放送高度化, 放送通信連携技術, メディア伝送フォーマット, 放送受信アーキテクチャ,
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あらまし:
総務省の周波数ひっ迫対策技術試験事務において,新たな放送と通信の連携技術の取組みが進んでいる.NHKでは通信分野で採用されているメディア形式を放送においても伝送できる技術仕様を検討し,また,放送と通信のシームレスな映像コンテンツの遷移や多様な端末での視聴を可能とするゲートウェイの基本設計を検討している.技術試験事務においては,上記の設計に基づく試作システムを活用した将来のサービス例として,パーソナライズなコンテンツ差し替えや放送と360度映像の同期提示などを検証した.本稿では,これら新たな放送と通信の連携技術の取組みについて解説する.