強誘電体メモリの特徴と技術の進展
Vol.107 No.4pp.319-326
発行日:2024/04/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 AIチップに向けた不揮発性メモリ技術とその展望
専門分野:
キーワード:
強誘電体メモリ, 電気分極, 強誘電体トラジスタ, FeFET, ドメイン,
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あらまし:
近年新たな強誘電体が種々現れ強誘電体の前途は明るい.FeRAMとFeFETへの要求仕様は正反対であることを紹介した.FeFETメモリのデバイス電気特性データは2000年以降蓄積されてきた.パルス書込みとその後の読出しの実験は,メモリの基本である.分極スイッチ時間が対数スケールで遅い時間まで広がるが,この動的動作のための理論がなかった.強誘電体膜が多結晶であることを踏まえ,多結晶を正面から扱うモデルを提唱し,実験との比較を通して優れた結果を得た.結果の一例を紹介した.AIチップ向けの2入力1出力積和演算回路をFeFET集積技術で作り正しく積和演算できていることを検証した.