あらまし

大規模言語モデルの現状と今後の展望[I]――大規模言語モデルのインパクトと直面する課題――

坂口 慶祐 

Vol.107 No.6pp.529-533

発行日:2024/06/01

Online ISSN:2188-2355

Print ISSN:0913-5693

種別:解説

専門分野:

キーワード:
生成AI自然言語処理大規模言語モデルトランスフォーマ

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あらまし:
本稿では,大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)を支える基盤技術と,それが社会や自然言語処理分野にもたらす影響について述べる.LLMは膨大なデータから様々なパターンを学習し,テキスト解析だけでなく,画像認識,音声処理といったマルチモーダルなタスクにも応用されている.その一方で,LLMはニッチな知識や,記号,論理的な処理における性能の課題,日本語への対応の問題,学習データの効率性など,様々な課題も指摘されている.更に,LLMが多くの分野で使われ始めるにつれ,倫理的な責任や社会への影響を考慮する必要性も高まっている.本稿ではLLMの基盤技術,LLMが抱える課題,そして将来の展望を概観する.

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