フォトニック結晶レーザの進展
Vol.91 No.11pp.965-970
発行日:2008/11/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:特集 進化する先端フォトニックデバイス
専門分野:
キーワード:
フォトニック結晶, ビーム形状, 青紫色発振, バンド端効果,
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あらまし:
フォトニック結晶面発光レーザの現状と最新動向について述べる.まず,二次元フォトニック結晶のバンド端効果により,大面積単一縦横モード発振可能で,ビーム形状までも自在に制御可能な特長を持つことを示す.更に,ごく最近,世界で初めて青紫色領域GaNフォトニック結晶面発光レーザの発振が達成されたことについても触れる.特に,青紫色領域での発振の成功は,次世代の高密度光ディスク用光源や,極微小物質の観測・操作用光源へとつながっていくものと期待される.今後,フォトニック結晶面発光レーザは,情報記憶,処理,加工,ナノバイオ等をはじめとする様々な分野における新しいキー光源としてますます発展するものと確信する.