ユーザの効用から見た通信品質制御とその評価
Vol.91 No.2pp.98-101
発行日:2008/02/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 次世代のサービス品質技術
専門分野:
キーワード:
ユーザ効用, 通信品質, 差別化サービス, 主観評価実験,
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あらまし:
一般に人間の感じ方は物理量に対して非線形である.そのため,人間が感じる効用は,物理量の通信品質に比例しない.従来,ネットワークの設計や制御は,物理量に基づいて行われてきたが,効用に基づくと大分異なったものになる.本稿では,ユーザの主観評価から待ち時間などの通信品質と効用の関係を示し,ネットワークやその潜在トラヒックなどの条件が与えられた際に,ユーザ全体の効用が最大となるような設計や制御について解説する.