単一モード光ファイバの低損失化技術
Vol.91 No.8pp.678-682
発行日:2008/08/01
Online ISSN:2188-2355
Print ISSN:0913-5693
種別:小特集 ブロードバンドサービスを支える光ファイバ技術と応用システム
専門分野:
キーワード:
光ファイバ, 伝送損, 低損失化, レイリー散乱, 構造緩和,
本文:PDF(479.6KB)>>
あらまし:
光ファイバの低損失化は,光ファイバ開発れい明期はもとより,今もなお重要な検討課題である.光ファイバの伝送損の大部分はレイリー散乱損であるため,光ファイバの低損失化にはレイリー散乱損の低減が不可欠である.光ファイバのレイリー散乱損を低減すべく,線引き時のガラスの冷却速度の制御,あるいはガラス粘性の低減といった手法が実際に検討されている.バルクと比較してファイバ状態でのレイリー散乱係数は依然として大きく,現在の最低損失記録0.1484dB/kmは,今後の検討で更新可能と考える.